ベルンの奇蹟
ベルンの奇蹟 2003 ドイツ
DAS WUNDER VON BERN |
THE MIRACLE OF BERN
信じていれば夢はかなう
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- ベルンの奇蹟 ~ドイツ ワールドカップの栄光~
- ¥3,420
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監督: ゼーンケ・ヴォルトマン
製作: トム・シュピース
ゼーンケ・ヴォルトマン
ハンノ・ヒュース
原作: クリストフ・ジーメンス
脚本: ゼーンケ・ヴォルトマン
ロッフス・ハーン
撮影: トム・フェーアマン
音楽: マルセル・バルゾッティ
出演: ルーイ・クラムロート マチアス・ルバンスキー
ペーター・ローマイヤー リヒャルト・ルバンスキー
ヨハンナ・ガストドロフ クリスタ・ルバンスキー
ミルコ・ラング ブルーノ・ルバンスキー
ビルテ・ヴォルター イングリット・ルバンスキー
サーシャ・ゲーペル ヘルムート・ラーン(ドイツ代表FW)
ルーカス・グレゴロヴィチ ポール・アッカーマン
カタリーナ・ヴァッカーナーゲル アネット・アッカーマン
ペーター・フランケ ヨーゼフ“ゼップ”ヘルベルガー(ドイツ代表監督)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
敗戦で国際的に孤立し、消沈していた戦後ドイツの国民に希望と勇気を与えた54年のワールドカップ優勝の出来事をモチーフに、父と子の絆の再生を綴った感動のファンタジック・ストーリー。
監督のゼーンケ・ヴォルトマンは、元プロのサッカー選手だったとのことで、サッカー・シーンではリアルな臨場感が生み出されている。
1954年夏、敗戦後のドイツ、工業地帯エッセン。サッカーが大好きな11歳のマチアス。
父は、先の大戦でソ連軍の捕虜となり、以後の消息は不明。居酒屋を営む母が一家の生計を立てていた。
そんなマチアスの憧れは、地元のサッカー選手ヘルムート・ラーン。
自分のことを息子のように可愛がってくれるラーンを、マチアスは心から慕っていた。
不思議と彼が応援していると、ラーンは重要な場面で得点を決めた。
そんなある日、マチアスの父リヒャルトが11年ぶりに帰ってきた。
生きる希望をなくしていたリヒャルトは、戦後の新しい価値観になじめず伝統的な厳格さを家庭に持ち込もうとする。
彼はマチアスのサッカーへの情熱も認めてくれなかった。
せっかくラーンがワールドカップのドイツ代表チームに選ばれたというのに、リヒャルトはマチアスがラーンの応援に行くことも許そうとはしなかった。
★★★★★★☆☆☆☆
家族愛にその国の歴史に、実在する選手とのふれあい・・
盛りだくさんでちょっと欲張りすぎましたか。
しかし「GOAL」よりはずっとリアリティがあり見ごたえはあると思います。
誰の目線で見ればいいのかなのですが、
主人公の子供が私にとっては致命的に合わなかった。
それが大きなマイナス。
もちろん人それぞれ好みも見方もあるし、
子供がかわいければそれでいいのか?というわけでもないのですが・・
実際の親子がそのまんま出演しているのですね。
でも・・子供が無表情で私はあんまり合わなかった。
父親は帰還兵という役で自分の居場所を求めて帰ってきて、
唯一触れ合えたのが自身が戦時下にいたころに生まれた末息子。
その設定はなぜかわかるような気がします。
親子であれども両方のいいときを知らない。
知っている妻や長男や娘のほうが気をつかう。
題名をベルリンと勘違いし、
これはドイツの東西に分かれた歴史の中にあるサッカーと親子の物語と思ってたら、
ドイツなのですが題名はベルンなのでした。
スイス大会でベルンなのですね。
サッカーが古すぎてどうだろうかと心配しましたが、
見ているうちに慣れてきました。
貧困の中でボール遊びをする子供たちが転がすボールは、
糸で巻かれた塊のようなもの。
彼らの夢はアイドルはパッとしないが代表に選ばれた地元の選手。
そしてまたその選手にもジンクスがある。
主人公の少年が応援に来るとなぜか勝てるというのです。
選手は当時活躍していた実在の選手ですから、
もちろんW杯の試合映像も当時のものを基本としたアングル。
決勝のためにスタジアムの一部を作ったり、
監督が本当にサッカーを昔やっていたという思い入れのコメントやら、
映像特典は見て損はありません。
知らないけれど、
実在する本物のサッカー映画が見たいな、
GOALはなんか・・と思う方はいかがでしょうか?
私もそう思って期待して見たのですが、
家族愛が思ったよりも複雑で重かったので、
対するサッカー選手のエピソードがちょっと浮いていました。
この時代のこの国のこと、
いろんな複雑な背景があり映画化も難しかったのかもしれません。
単純にサッカーで成功する物語ではなく、
親子がドイツの国の人々が、
敗戦から立ち直るはじめての世界的な勝利の一歩なのです。
考えてみれば・・
日本という国は第二次世界大戦ではドイツと組んでいたのですよね。
ホロコースト映画の影響で、
ドイツは悪い国とまるで日本とは関係のないような錯覚をすることがあるかもしれない。
しかし、確かにドイツと日本はアメリカに負けた・・
ドイツは立ち直りました。
日本は・・?
どこかしらその後に「Always三丁目の夕日」を見たくなりました。
がんばれ!日本!!