スリング・ブレイド | 桜さんの映画鑑賞日記

スリング・ブレイド

スリング・ブレイド 1996

SLING BLADE


スリング・ブレイド
¥2,142


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監督: ビリー・ボブ・ソーントン
製作: ブランドン・ロッサー
デヴィッド・L・ブシェル
製作総指揮: ラリー・メイストリッチ
脚本: ビリー・ボブ・ソーントン
撮影: バリー・マーコウィッツ
美術: クラーク・ハンター
衣裳: ダグラス・ホール
編集: ヒューズ・ウィンボーン
 
出演: ビリー・ボブ・ソーントン カール
ロバート・デュヴァル カールの父
ドワイト・ヨアカム ドイル
J・T・ウォルシュ チャールズ
ジョン・リッター ヴォーン
ルーカス・ブラック フランク
ナタリー・キャナディ リンダ
ジェームズ・ハンプトン ウールリッジ


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 ビリー・ボブ・ソーントンが監督・脚本・主演を兼ね、アカデミー脚色賞に輝いた野心作。
かつて母の浮気相手を殺害した男と孤独な少年との交流を通し、人の心の在り方を綴る。
淡々と心に響くストーリーを寓話的タッチで括ったソーントンの手腕は見事。
ソーントン自身の巧みな演技も秀逸もの。
母親の浮気現場を目撃し、母とその相手を殺害した知的障害者のカール。
25年間の精神病院生活を終え、故郷の町に帰ってきた彼は、そこで父親のいないフランクという少年と親しくなる。
だが少年の母親が恋人の暴力に悩んでいる姿を見た時、彼の中である決意が芽生える...。

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アカデミー賞
脚色賞 ビリー・ボブ・ソーントン
インディペンデント・スピリット賞
新人作品賞 ブランドン・ロッサー (製作)
デヴィッド・L・ブシェル
ビリー・ボブ・ソーントン
★★★★★★☆☆☆☆
天使 ビリー・ボブ・ソーントンが主演してるだけで借りました。
たぶん感動作だと勘違いし期待してしまった。
下心があったときはいけませんね・・

まず、明るいトム・ハンクスだなと(爆)
頭が弱いが純真という役ですが、
描こうとしているのは自身のトラウマと向き合い、
過去の自分と同じような境遇の子供をほうっておけなかった正義感。
ここらはありきたりでよく聞いた見たような気がします。
いつも思うのですがこういうストーリーって、
頭が弱くても心は純真だから何をしてもよい。
極論にはなりますがどうもそこがだめでした。
二十日鼠と人間」はあまり好きではない映画ですが世界が似ています。
どうしようもないからとか、
こんなにいいやつなのにとか、
殺した相手は殺すに値するからとか・・
こういう世界についてゆけません。
いっそショッキングに同じ事件のあとブツ切りにするとか、
ある程度問題性がないと内容さえ忘れそうです
これに感動できる人は、
弱い立場の人間でも意志があれば報復できる・・
そう思えるのは映画だからかもしれないけど・・

お話は適当にテンポもよく家族や集まる知人に個性もあり、
見てて飽きない面白さがあるのですが、
面白い映画ではあるけれど(いい)映画ではないと思う。

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