ネバーランド | 桜さんの映画鑑賞日記

ネバーランド

ネバーランド  2004 イギリス/アメリカ

FINDING NEVERLAND


ピーター、そこは夢がかなう場所なんだ。
信じれば、必ず行ける。

ネバーランド/ジョニー・デップ
¥1,299
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監督: マーク・フォースター
製作: ネリー・ベルフラワー
リチャード・N・グラッドスタイン
製作総指揮: ゲイリー・ビンコウ
ニール・イズラエル
原作戯曲: アラン・ニー
脚本: デヴィッド・マギー
撮影: ロベルト・シェイファー
プロダクションデザイン: ジェマ・ジャクソン
衣装: アレクサンドラ・バーン
音楽: ヤン・A・P・カチュマレク
 
出演: ジョニー・デップ ジェームズ・マシュー・バリ
ケイト・ウィンスレット シルヴィア・ルウェリン・デイヴィズ
ジュリー・クリスティ デュ・モーリエ夫人
ラダ・ミッチェル メアリー・アンセル・バリ
ダスティン・ホフマン チャールズ・フローマン
フレディ・ハイモア ピーター・ルウェリン・デイヴィズ
ニック・ラウド ジョージ・ルウェリン・デイヴィズ
ジョー・プロスペロ ジャック・ルウェリン・デイヴィズ
ルーク・スピル マイケル・ルウェリン・デイヴィズ
イアン・ハート アーサー・コナン・ドイル卿
ケリー・マクドナルド ピーター・パン

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 永遠の名作“ピーター・パン”誕生にまつわる真実の物語を描いた感動のヒューマン・ストーリー。
父を亡くし心を閉ざした一人の少年と劇作家ジェームズ・バリとの心の触れ合いと、2人の交流が新作劇“ピーター・パン”へと結実していく過程を、事実をベースに、繊細かつハートフルに綴る。
主演は「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジョニー・デップ。監督は「チョコレート」のマーク・フォースター。
 1903年のロンドン。
新作『リトル・メアリー』の不評で気落ちしていたジェームズ・バリは、散歩に向かった公園で若い未亡人のシルヴィアとその4人の幼い息子たちと出会う。
少年たちとすぐに打ち解けていくジェームズは、中でもどこか冷めた物言いで少年らしさの見られない三男のピーターを気に掛けるようになる。
やがてジェームズとシルヴィア親子との交友が深まっていく一方、ジェームズの妻メアリーは疎外感を強め、夫婦の仲は悪化していく。
そんな中、早く大人になろうと無理をしているピーターに、次第に自分の少年時代を重ねて見るようになったジェームズは、その思いを新作劇に投影していく。

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放送映画批評家協会賞

若手男優賞 フレディ・ハイモア

ファミリー映画賞(実写)



★★★★☆☆☆☆☆☆

ガーン え~と・・

この作品、かなり期待してたんですが・・

ふたを開けてみたらば、実に現実的なメロドラマの要素があり、

正直見てて苦痛でした。

面白かったのは最初のほうだけで、

ピーター・パンの原作者と少年たちの家族との交流が、

冒険のようでもあり御伽噺のようで夢があったのですが、

それが作られた夢でしかないことが映画の進行でわかってきます。

もちろん、私はピーター・パンのお話のネバーランドという国が、

天国の世界だとは思ってはいました。

みんな感じていたんじゃあないかな?

年をとらない子供の世界。

窓から旅立ちもとの世界に帰ってはこられない世界・・

原作からのディズニー映画(2も見たし実写も見た)のそういう現実的なこともわかってはいた。

けれども、

ここまで現実的にしかも家庭の事情まで細かく描かれたら、

夢もなにもあったもんじゃあない。

こういう経路でできましたという誕生秘話なんですが、

みなきゃあよかったとは思うものの、

見ていなければ知らなかったし・・

ただ・・

あまりタイプではないジョニー・ディップがこの作品では、

普通の好青年役がよかった。

役に合ってるとか言うのは疑問だけれども、

特に前髪を下ろした顔は品もよくその意外さに好感。

映画とはこれは関係はないんですがね(苦笑)

子供もかわいいけれどこれだけ大所帯だと・・

やっぱりアニメのほうがいいなぁ・・

あと、母親役のケイトはうまいんですが彼女もなんか合っていない気が・・

唯一よかったのが舞台でのピーター役の女優さん。

これを見てたら舞台劇のピーター・パンのほうが見たくなりました。

演出はカラフルできれいだった。

けれど本当に、暗い現実的なメロドラマを見てるようでした。

期待して勘違いしていた予想では、

ピーター・パン原作者の心温まる逸話・・

温まるどころか冷えてしまいました(苦笑)


「ネバー・エンディング・ストーリー」のほうが私には合ってました(爆)