インサイド・マン | 桜さんの映画鑑賞日記

インサイド・マン

インサイド・マン  2006

INSIDE MAN

それは、一見誰が見ても完璧な銀行強盗に思われた…。
インサイド マン
¥2,714


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: スパイク・リー
製作: ブライアン・グレイザー
製作総指揮: ダニエル・M・ローゼンバーグ
ジョン・キリク
カレン・ケーラ・シャーウッド
キム・ロス
脚本: ラッセル・ジェウィルス
ドナ・バーウィック
撮影: マシュー・リバティーク
プロダクションデザイン: ウィン・トーマス
衣装デザイン: ドナ・バーウィック
編集: バリー・アレクサンダー・ブラウン
音楽: テレンス・ブランチャード
 
出演: デンゼル・ワシントン キース・フレイジャー
クライヴ・オーウェン ダルトン・ラッセル
ジョディ・フォスター マデリーン・ホワイト
クリストファー・プラマー アーサー・ケイス
ウィレム・デフォー ジョン・ダリウス
キウェテル・イジョフォー ビル・ミッチェル
キム・ディレクター
カルロス・アンドレス・ゴメス
ジェームズ・ランソン
ケン・レオン
アシュリー・アトキンソン
ピーター・ゲレッティ
ピーター・フレチェット


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「マルコムX」の監督・主演コンビ、スパイク・リーとデンゼル・ワシントンが再びタッグを組んだクライム・サスペンス。

銀行に人質を取って立てこもった頭脳明晰な犯人と捜査官たちの息詰まる攻防がスリリングに展開する。

共演は「クローサー」のクライヴ・オーウェンと「フライトプラン」のジョディ・フォスター。
 狡猾な男ダルトン・ラッセル率いる4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。

事件発生の連絡を受け、NY市警のフレイジャーとミッチェルが現場へ急行。

しかし、周到な計画のもと俊敏に行動する犯人グループを前に、フレイジャーたちも容易には動きが取れず膠着した状態が続く。

一方、事件の発生を知り激しく狼狽するマンハッタン信託銀行会長のアーサーは、やり手の女性弁護士マデリーンを呼び出すと、ある密命を託し、現場へと送り出すのだった…。




★★★★★☆☆☆☆☆

シラー この作品の致命的なところは、

中途半端で何がやりたいのかわからないこと。

豪華な俳優陣のわりに不評だったのでなぜなのか知りたくて借りました。

ジョデイ・フォスターが好きだから見たというほうが正解ですが、

ジョデイでなくてもよかったくらいですが、

ジョデイが出てたから見たのだから仕方がない(苦笑)

「フライトプラン」くらい中途半端でしたね。

デンゼル・ワシントンの堅い演技が嫌いでしたが、

この作品の彼はエディ・マーフィにでもなりたがっているのか??

不自然な軽さがまた目立つ・・

たまには変わった役がやりたいという演技派を集めた娯楽B級作品。

みんなほんとは悪いやつなのにそうは感じない軽さとテレビドラマのような、

緊張感のなさがオーシャンズ11のようで好きじゃない。


冒頭からネタバレしてるし、

次の展開がこれでは誰にもわかるであろう安易なつくり・・

私がそのての作品を前に見ていたからかもしれないけれども、

もうちょっとどうにかならなかったのかな?


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この作品、見た人はいるはずですよね?

犯人たちが考えた(何人人質がいるかわからないアイデアとか)

でもこの作品の犯人らはきちんとアイデンテイを持っています。

マンホールで脱出や金庫での談笑、

よくあるピザの差し入れ等・・

邦画でありながら「狼たちの午後」を現代にうまく取り入れています。


インサイド・マンにはそこが感じられずぼやけてしまう。

説明的に(きっかけ)は流されるも、

第二次世界大戦やロスチャイルド家のことなんて言われても、

だからどうしたと見てるほうは他人事。

大きな世界を描こうとしてはいるものの、

すべてが中途半端で舞台劇のように限定されている。


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ユダヤ人、ニューヨーク、ダイヤ、貸し金庫、これらの謎が解きたい方は、

こちらをぜひお勧めします。

アクションも秀悦できちんとメッセージ性もあり、

高尚で娯楽性もあるよい作品だとわかります。


ここまでいい作品を撮れとも言わないけれども、

全く警察側のおろかさがコミカルに描かれてはいたのに、

最後であんなどうでもいい落ちにするならば、

最後まで警察はおろかだったとするべきです。

そうすれば、

ユージュアル・サスペクツのようにすべては彼ら(銀行含め)のお遊びだと、

それもまた痛快ですし後味も何か残ると思う。