地獄の門 | 桜さんの映画鑑賞日記

地獄の門

地獄の門  <未>1980 イタリア


PAURA NELLA CITTA DEI MORTI VIVENTI
TWILLIGHT OF THE DEAD
THE GATES OF HELL [米]
CITY OF THE LIVING DEAD [英]
FRAYEURS [仏]
地獄の門/オリジナル完全版(ビデオ)


ビデオメーカー
地獄の門

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監督: ルチオ・フルチ
製作: ファブリッツィオ・デ・アンジェリス
脚本: ルチオ・フルチ
ダルダーノ・サケッティ
撮影: セルジオ・サルヴァティ
特殊メイク: ジノ・デ・ロッシ
音楽: ファビオ・フリッツィ
 
出演: クリストファー・ジョージ
カトリオーナ・マッコール
ジャネット・アグレン
カルロ・デ・メイヨ
アントネッラ・インテルレンギ
ダニエラ・ドリア
ミケーレ・ソアヴィ
ルチアーノ・ロッシ

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 神父の自殺という背徳行為によって、呪われた地ダンウィッチでは“地獄の門”が開かれようとしていた。
事件を知った記者と女霊媒師は彼の地へ赴くが……。
美女の口から吐き出される内臓、頭骸を貫通する電動ドリル、暴風雨のごとく降り注ぐ蛆虫、納骨所で蠢く死者の群れと、これでもかといわんばかりにひたすら繰り広げられるショック・シーン。
「ビヨンド」と同じく“地獄門の決壊”がテーマとなっているが、ストーリーは二の次、見せ物小屋的展開に終始するそのサービス精神ぶりにおいてL・フルチの諸作の中では評価は高い。
“イタリアン・フィルム・コレクション”と銘打たれ、オリジナル完全版が特別に劇場公開(配給マウントライト)された事がある。


★★★★★★☆☆☆☆
ドクロ ホラーそれもスプラッター&B級ホラー好きにはこたえられない、
おなかいっぱいになれる作品(爆)
サンゲリアで有名なフルチ監督の微笑ましいグロ作品。
なんたって常人には考え付かない鮫とゾンビの海中での格闘をザンゲリアで表現し!
この作品ではそうですね・・比べられるものといえば、ロード・オブ・ザ・リングの監督の、
例のあの作品!くらいか。
・・ピーター・ジャクソンのプレミアもの!!
ジェネオン エンタテインメント
ブレインデッド
あ、でもこちらのほうがまとまりはあってまだ見やすいです。
イタリアン・ホラーらしくおどろおどろしさやグロさは当たり前なのですが、
意外にも(苦笑)むりやりながらにもストーリーは面白いし、
何よりもB級ホラーのこっけいさと抱き合わせにちょっとした怖さも楽しめる。
そういう点では死霊のはらわたと比べるほうが正しいのかもしれないけれど、
あちらは芸術的な怖さにまでカメラワークを駆使しているので・・

この作品に興味を持ち観ようと思った方は注意。
食べ物(特にパスタ等のイタリア料理)を食べながら観るには勇気が必要。

サンゲリアも観てね(爆)



ところで地獄の門という邦題はどうにかならないものか・・

米題とおんなじようだけれども。

上映時間は短くすごくせわしくて飽きることはありません。

そのわりに意味不明な人物が時間を取ります。

ビニール人形と戯れる変態野郎が顔面蒼白で墓地をうろつくので、

こいつはゾンビだと勘違い(苦笑)

しかもこいつは本題とは無関係に普通の人間に??

頭をドリルで貫通されます(こいつの意味は何なんだ)

普通に怖かったのは埋められた棺おけに生き埋めにされる女。

詳しくこの作品覚えてはいないので埋められたのがゾンビか人間か未確認ですが、

閉所恐怖症の私はMRIには入りたくないと想像しました・・

こういう怖さはうまい。

死者が生き返ったり人間が殺される様子は映画だと割り切ると観えるけど・・

あとは笑う笑う。

とにかく後半になると首吊り神父がこれでもかと出てくる(爆)

俺の死体を見ろ~といった具合です。

そして洞窟好きな私もうれしい墓地の地下探検。

もうこれはお化け屋敷。

怖いというよりおかしい。

首も話も飛ぶからまとまらないかと思えば・・

しっかりエンディングは???と巻き戻し確認したくなるオチ。


たぶん・・あのオチは、

生還したけど怖くて、

動くものに拒否反応を起こしたのではと取りました。

まあよくあるオチなんですがこれはいける。

グロさえなければ(グロはいや)大変面白いので、

USJの偽体感アトラクションにもしあれば乗る・・と思うくらい。

イタリアン・ホラー・・ある意味香港映画のように原色で意味不明なところが好き。