フレイルティー/妄執
フレイルティー/妄執 2001
FRAILTY
禁断のラスト!
覗くとあなたの震えは
止まらない!!
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
監督: ビル・パクストン
製作: デヴィッド・ブロッカー
デヴィッド・カーシュナー
コーリー・シエネガ
製作総指揮: トム・ハッカビー
カレン・ループ
トム・オーテンバーグ
マイケル・パセオネック
脚本: ブレント・ハンレイ
撮影: ビル・バトラー
編集: アーノルド・グラスマン
音楽: ブライアン・タイラー
出演: マシュー・マコノヒー フェントン・ミークス
ビル・パクストン 父
パワーズ・ブース ウェズリー・ドイル捜査官
マット・オリアリー フェントンの子供時代
ジェレミー・サンプター アダム・ミークス
ルーク・アスキュー
ミッシー・クライダー
ダーク・チートウッド
グレッグ・セラーノ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ツイスター」「シンプル・プラン」の俳優ビル・パクストンが初めてメガホンをとったサスペンス・ホラー。
低予算で製作され、目に見えない心理的な恐怖を描いた本作は、2001年にアメリカの小さな映画祭に出品されて評判となり、やがて大物映画監督たちの賞賛も集めて次第に公開規模を拡大していった。
米テキサス州ダラスのFBI司令部。捜査官ドイルは、全米を震撼させているテキサスの連続殺人事件を担当していた。
殺人鬼は必ず“神の手(ゴッド・ハンド)”という謎の文字を現場に残している。
だが、ドイルらFBIは依然として犯人を特定出来ず、頭を悩ませていた。
ある嵐の夜、そんな彼らのもとへ、フェントンと名乗る男が訪ねてくる。
男は、犯人は弟アダムで、数々の殺人を犯した後に自殺を遂げたと告げる。
そして、弟にはある理由があったと付け加え、彼ら兄弟の少年時代まで遡るその恐ろしい物語を語り始めるのだった…。
母親が早くに亡くなり、心優しく頼もしい父親と2人の兄弟――自我の確立しつつある兄と未だ父親の価値観が世界の全てである幼く無垢な弟――だけで暮らす一家における、“父と子”“兄と弟”という関係性にサスペンスを見出した視点は秀逸。
★★★★★★☆☆☆☆
微妙かなぁ・・
パッケージにはすごい宣伝文句がありそれを読んで思わず借りました。
スティーブン・キングが「シャイニングを超えた」と言い、
サム・ライミが大絶賛しているのです。
確かによくできた脚本ですし俳優の演技もいい。
けれど・・なぜか私にはそんなに伝わらなかった。
なぜだろうか??
全体的にヒッチコック風の演出で、
とても丁寧に作られてあります。
たぶん映画通の方が見ればうれしいかも・・
でも私にはちょっと古く親切すぎるように思えた。
ホラーは流血しなきゃ(苦笑)
おお・・R指定がかかっているというのに描写は抑えてる。
どちらかというと上品すぎかも。
ある意味私のホラー好きは、
見えるから怖くはない見世物という映像が多いのです。
見えないものを想像して怖がらせる日本のホラーは大の苦手。
イタリアのホラーのような色でびびらせるホラーが好き。
この作品は精神的に追い詰めるたぐいの、
ホラーというよりもオカルト・サスペンスです。
オカルトであり超能力サイコなので、
そのあたりの派手なびびらす描写がもっとあれば娯楽的に楽しめたかも・・
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サイキック・ホラーということで「アンブレイカブル」に似たところがあり、
その辺がついてゆけなかったです。
サイコとオカルト(特に魔女や悪魔系)は、
ありえない・・と頭から見てしまうのでつまらないんですよね。
この作品のうまいところは、
ありえない馬鹿な話を信じ込み行動に移した親子の物語なのですが、
ほとんどが回想劇でありその語り部が前半と後半で入れ替わります。
思い込みとすり替えという手口は、
「ユージュアル・サスペクツ」と同じであり、
語る相手が刑事(FBI)という点も同じ。
この目新しくもなくなった方法はラストが全て。
なるほど、
「ユージュアル・サスペクツ」では全てが犯人の作り話であったに対し、
こちらは聞いている相手さえ逆転劇に巻き込みます。
回想劇ばかりでつまらないと思った時間の積み重ねが、
最後の最後にきいてきます。
自作自演、
全てうそ、
それらではありません(苦笑)
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見てない人は注意
↓
ただ・・弱いもの(子供や女性)への虐待が正義という怖さは、
私には伝わらなかったです。
怖いというよりも嫌な感じであり、
それをも正当化しさわやかに終わるのがどうも苦手で・・
やっぱりこの手のお話のオチは、
うまくだまされたなぁ~と苦笑いできるか、
後味が悪く何者かが襲ってきそう・・というのがいい。
勧善懲悪をあまり好きではないのかもしれません。
勧善懲悪の勘違いですが・・
上の子供がすごく演技がよかったので、
子供のまま終わるのも(回想として)よいかもしれない。