白い巨塔
白い巨塔 1966 日本
- 白い巨塔 劇場版/田宮二郎
- ¥4,096
- Amazon.co.jp
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
監督: 山本薩夫
製作: 永田雅一
原作: 山崎豊子
脚本: 橋本忍
撮影: 宗川信夫
美術: 間野重雄
音楽: 池野成
出演: 田宮二郎
小川真由美
東野英治郎
滝沢修
船越英二
田村高廣
石山健二郎
小沢栄太郎
藤村志保
長谷川待子
岸輝子
加藤嘉
永田靖
加藤武
下絛正巳
鈴木瑞穂
須賀不二男
清水将夫
高原駿雄
早川雄三
北原義郎
潮万太郎
滝花久子
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ブルーリボン賞
作品賞
脚本賞 橋本忍
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
日本医学界の謀略うずまく内幕を描いた、山崎豊子原作のサスペンス小説を巨匠・山本薩夫監督が映画化。
派閥闘争の中心人物である財前五郎を演じた田宮二郎は本作でブレイク、映画スターとして不動の地位を築き、後にテレビシリーズでも同じ役を演じた。
★★★★★★★☆☆☆
これね、借りたディスクに傷があったみたいで、
裁判のシーンから飛んで飛んで・・
仕方なく停止&スロー再生で日本語字幕でセリフを確認して見ました。
だから感動とかそういうのはないです。
惜しい。
今度テレビドラマ版を借りてみようかなとも思うんだけど、
あれはオチがわかってしまってるから・・
当時原作に手を加えてお涙頂戴の完璧ストーリーとなったそうです。
なるほど本作のほうが確かにあっさりしすぎてなんともいえない。
けれどもこれはこれでもいい。
説明不足だし盛り上がりが後半くらいしかないけれど、
このラストはなんとなくよいと思う。
たぶん時代だと思います。
当時は成り上がっていく財前のほうが、
よい人なる里見のほうより人気が出て、
たぶん高度成長期に差し掛かり日本人は成り上がりの美学を求めてたと思う。
そしてまた、
それからしばらくしてテレビドラマが出来たらしいのですが、
この時代になると成り上がりの美学に対する嫉妬や嫌悪から、
原作を作者が書き直して財前を最後に死なせるという、
感動もの人間ドラマにしたのでしょう。
確かに時代に合っているだろうしあざといのですが、
かなり完成され丁寧なドラマだったらしいです。
そして主役の田宮さんが自殺?といういわくつきで、
リアルな後世に残る名作となりました。
・・見てみたくなってきた(苦笑)
そして現代になってこれ、
またテレビドラマ化されたんでしたよね。
それも見ていないのですが・・
やっぱりあらすじを読んでしまうと、
少なくても田宮さんのほうが興味があります。
そして一番先に優先されるのはやはり、
一番古い作品。
リメイクされた有名な映画やドラマは、
私はとにかく一番古いのを選ぶようにしています。
この作品は財前のかっこいい成り上がりドラマで、
その裏の根回しや人間の冷たさも描いています。
里見も朴訥で誠実で融通が利かないところもよく描けてる。
ラストの里見への仕打ちもありかなと思います。
このラストはいい。
まあその後を知ってるから財前のその後がわかるからなんだけど・・
もしテレビドラマで感動された方がこれを見たら、
違和感を覚える方もいるかもしれない。
でもビギニングを見るような感じで鑑賞すれば、
これはこれでよく出来てると思います。
- 白い巨塔 Volume 1 (田宮二郎主演)
- ¥5,220
- 白い巨塔 DVD-BOX 第一部/唐沢寿明
- ¥13,500
- Amazon.co.jp
- 海と毒薬 デラックス版
- ¥4,230
海と毒薬 医療ドラマです。
描写はこっちのほうがショッキング。
すごいシリアスな映画。
- 悪い奴ほどよく眠る/三船敏郎
- ¥6,111
- Amazon.co.jp
これは面白い。
黒沢映画は時代劇ではないほうが好きです。
- 疑惑/桃井かおり
- ¥3,471
- Amazon.co.jp
松本清張ってほんと面白い。
これもラストの意味深さがよい。