ミスチル特集 | 桜さんの映画鑑賞日記

ミスチル特集

B-SIDE/Mr.Children
¥2,800
Amazon.co.jp

最近買ったのがこれ↑


収録曲

  1. 君の事以外は何も考えられない

  2. my confidence song

  3. 雨のち晴れ remix version

  4. フラジャイル

  5. また会えるかな

  6. Love is Blindness

  7. 旅人

  8. デルモ

  9. 独り言

  10. Heavenly kiss

  11. 1999年、夏、沖縄

  12. さよなら2001年

  13. I’m sorry

  14. 妄想満月

  15. こんな風にひどく蒸し暑い日

  16. ほころび

  17. my sweet heart

  18. ひびき

  19. くるみ-for the Film-幸せな食卓


アルバムは全部そろえ、シングルのほとんども持っている、
唯一のアーティスト(ビートルズや大滝詠一は除いて)

商売上手とは思ったがなかなかどうしてすばらしい。
コアなミスチルファンの私は、
シングルのカップリング曲が好きでシングルを買い続けていた・・
なんなんだよ!トイズファクトリー!!


初期の曲はすごい。
「また会えるかな」は桜井が狙って作ったらしい。
当時の解散騒動をねたにして下心で作ったというしたたかしさ。
この曲はもうビートルズというよりプログレ。
ややこしいのに覚えやすいマニアックな曲で、
最後のしめが「HEYHEYHEY!」と連呼するコーラスはもうビートルズだ。
「花」も未収録曲で、
なんと1曲しか入っていない(あとはインスト)シングルを買った記憶が。
「旅人」は完成度が高いと思う。
のりがいいし語呂のいい歌詞とかっこよさ。
「雨のち晴れ」は「es」のカップリングなのでもちろん持ってた。
この曲がカラオケでも有名なのは「es」が売れたことと、
当時esが深海に入らずボレロまで待たなくてはいけないこともあり、
必然的にシングルを買い聞くとB面もよかったということ。
雨のち晴れはアルバムとはバージョンが違うと思う。
シングルからのこれは留守番電話や日記の声が入ってる。
奈落の底に落ちるビートルズ的な音をうまく使っている。
しかしこのコードはうねりながら落ちきらず、
サビや2番につながるようにピアノが入ったりする。
この音をうまく使ってるのが意外にもチェッカーズ。
「素直に Im sorry」これのサビ前が奈落の底コードです。
やはりチェッカーズ(ビートルズファンのギターの武内)
ミスチル(同じくビートルズファンのドラムの鈴木&小林)
奈落の底コード→勝手に命名。
代表的なのが・・「A day in the life」こっちは最後の落ちきり、
オーケストラでぐるぐる妄想を続けピアノでジャーン!
・・そのうえ、ジョンの遊びが音楽が終わったあと挿入される懲りよう。

ミスチルのアルバム曲のなかで一番好きなのが、深海
深海/Mr.Children
¥1,600
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曲目リスト


1. ダイヴ
2. シーラカンス
3. 手紙  ショパンの別れの曲のような美しい曲
4. ありふれたラヴ・ストーリー~男女問題はいつも面倒だ
5. ミラー  初期のミスチルのような純さとせつなさ
6. メイキング・ソングス
7. 名もなき詩
8. ソー・レッツ・ゲット・トゥルース
9. 臨時ニュース
10. マシンガンをぶっ放せ
11. ゆりかごのある丘から  サイモン&ガーファンクルみたいな暗い優しい曲
12. 虜
13. 花-Me[']mento-Mori

14. 深海


音がすごい。
アビーロードスタジオで録音されたらしい乾いた音、
ツアーに行ったからというのもあるが、
その後のミスチルのツアーでは感動もしなかったのだから、
やはりこのアルバムはすばらしいのだろう。
奈落の底に突き落とされるような暗さ、
そこから這い上がりたい希望にもがくような曲が多い。
でも他の優しすぎるアルバムよりも、
断然かっこいいし力があり男らしいと思う。
情けなさをアピールしそのままでもいいじゃあないかと、
傷をなめ合うような世界ではなく、
内へうちへと向かう哲学的で深いアルバムである。
ビートルズ後期解散前のアルバムに感じが似てる。
この深海を出してボレロを出しミスチルも休業に入る。
アルバム製作時には桜井は鬱状態になり、
このアルバムが彼らの作られたミスチルからの脱却、
新たなる旅立ちへ向かう青春邦楽の最後だと思ったが・・
最近また回顧曲に戻りつつあるのが残念。


2番目に好きなアルバムがこれ↓

BOLERO/Mr.Children
¥2,900
Amazon.co.jp
曲目リスト
1. プロローグ
2. エヴリシング(イッツ・ユー)
3. タイムマシーンに乗って
4. ブランニュー・マイ・ラヴァー
5. 【es】~テーマ・オブ es
6. シーソーゲーム~勇敢な恋の歌
7. 傘の下の君に告ぐ
8. アライヴ
9. 幸せのカテゴリー
10. エヴリバディ・ゴーズ~秩序のない現代にドロップキック
11. ボレロ
12. トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ(リミックス)


まあ一番好きなシングル「es」ミスチルを好きになったきっかけの曲が、
入ってるからとシングル曲のいい曲が多いから。
それに暗くて現実的でそこから逃避したいのに今を認めるしかない、
そんな歌詞がお得意の「幸せのカテゴリー」など名曲も。
今のミスチルは現実逃避じゃなく、
そんな自分も愛してあげたいと客観的に自分大好きな世界が多く、
たまにはいいが続くと気恥ずかしくなる・・



別冊宝島『音楽誌が書かないJポップ批評40 Mr.Children「幸福の探し方」』
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