マーズ・アタック! | 桜さんの映画鑑賞日記

マーズ・アタック!

マーズ・アタック!  1996

MARS ATTACKS!


マーズ アタック! (期間限定)
¥840

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: ティム・バートン
製作: ティム・バートン
ラリー・フランコ
脚本: ジョナサン・ジェムズ
撮影: ピーター・サシツキー
音楽: ダニー・エルフマン
 
出演: ジャック・ニコルソン
グレン・クローズ
アネット・ベニング
ピアース・ブロスナン
ダニー・デヴィート
マーティン・ショート
サラ・ジェシカ・パーカー
マイケル・J・フォックス
ロッド・スタイガー
トム・ジョーンズ
ルーカス・ハース
ナタリー・ポートマン
ジム・ブラウン
リサ・マリー
シルヴィア・シドニー
ジョー・ドン・ベイカー
パム・グリア
ポール・ウィンフィールド
イエジー・スコリモフスキー
バーベット・シュローダー
クリスティナ・アップルゲイト
ジャック・ブラック

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ハッブル宇宙望遠鏡が、円盤の大編隊を確認! 慌てたデイル大統領は、スタッフを召集。

友好的だと判明すると、ネバダ州の砂漠でついに火星人と対面することに。世紀の瞬間をテレビ中継で見守る人々。

だが火星人はレーザー兵器で人々を虐殺し始めた! 奇才ティム・バートンが贈る、笑い連続の地球侵略映画。

「インデペンデンス・デイ」がA級を目指したB級映画とするなら、本作はB級の頂点を目指したA級作品であると言えるだろう。

火星人も悪ではなく、ただの悪ガキ。人間が殺される様子も、キッチュで怖さなど微塵もない。

湯水のように消費されていくオールスター・キャストそのものも、この種の作品へのアンチテーゼとも見受けられて面白い。

D・エルフマンのいかにもそれっぽいテーマ曲と共に始まるオープニング・クレジットに乗れるか乗れないかで判断は決まるだろう。

判で押したようなビジュアルが多い中、ここまで作家性をサポートできるコンピュータSFXも素晴らしい。



★★★★★★☆☆☆☆

爆弾前半0点後半100点(爆笑)

私この作品を全く見る気がなかったのですが、

長いことこれはアニメだと勘違いしていたのです。

そしてこういったたぐいのCGを多用したSF作品を嫌っていた。

スターウォーズでさえエピ3公開で初めて全作観たくらい。

そうしてそうして・・

メンインブラックです。

CGSFコメデイを理解できなかったのに、

SWで慣れたおかげか理解できるようになったのです。

だからこのマーズアタックも見るまでは長い道のりだったわけです。

アメリカのコメデイが合うのか?

そしてどちらかといえば敬遠しているロリコン思考の強そうな(爆)ティム・バートン作品。

かぶりものSF合成SF(E.T.は大丈夫なんですが)が超苦手。

合うのか?わかるのか?

前半のまったりとした盛り上がりのない話は、

ああ、よくあるSFで宇宙人がUFOからノコノコでてくるんだなぁと退屈でした。

ギャグも面白くはなく登場人物も多くて「やはりつまらない映画だ」と見ていました。

が・・

友好的だと決め付け広場で宇宙人を迎える人々、

鳩を飛ばした瞬間から猛スピードで面白くなる。

なにこのドタバタぶりのテンポのよさは??

今までの時間はいったい??

それまでが「未知との遭遇」みたいだったから、

あれは高尚で面白いけどそれを軽くしたらつまらないでしょう。

だから前半は0点だったわけです。

ところが後半、スピルバーグの「宇宙戦争」がつかみはホラー後半ダレダレに対し、

これは後半めちゃくちゃ面白いじゃあないですか?

・・一瞬思いました。

「宇宙戦争」をスピルバーグ製作総指揮か前半だけやらせて、

後半をティム・バートンがやったら「1941」みたいな大笑いの極悪SFになってたと。

あ、それではだめなんですね(苦笑)


そのくらいこの作品の後半はすごい勢いがある。

まあたとえるのも変だけどタランティーノ作品。

あれらは前半身内ネタで退屈だけど後半面白いでしょう。

そんな感じかな。

とにかく身内ネタもあるんですが映画ネタが多いです。

未知との遭遇、インデペンディンスデイ、宇宙戦争、SW・・

時代が前後しますが一番のネタ元はこれ。


ufo

こちらがマーズアタック


ufo2

こちらが世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す



私この作品を観てて感想も書いたつもりなんですが・・

記事が見当たらないのです・・

なのになぜかテレビから撮った画像が残ってたんです。

おそらく記事にしようと残してて忘れたんでしょう。

レイ・ハリーハウゼンとH.G.ウェルズ作品は全部観てると記憶していますから・・

監督の幼少時に流行ったカードがマーズアタックなのか、

マーズアタックの時代にこういう映画があったのか謎ですが、

すごいオマージュであります。


世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す
¥3,591


そして全体に流れるオマージュはこれ。



宇宙戦争


宇宙戦争/ジーン・バリー
¥1,181
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スピルバーグのリメイクよりも大昔の宇宙戦争。

このUFOのデザインがそのまま使われていました。

そして問題の火星人は、

科学の本とかに紹介されているたぐいのものではなく、

どちらかといえば・・SWのコスプレ軍団(苦笑)

このセンスのなさが逆におかしい。

まだまだあります。

ボデイスナッチャー」で人面犬が出て来ましたが、

それと同じようなオバカをやってくれました。

これは・・

SF映画大好きな人が(私ですが)観たら夢中になります。

ジャック・ニコルソンもおかしいけど、

ルーカス・ハースがかわいい(爆)

ジェームス・ボンドはこんな役いいんでしょうか(爆)

なんか後半だけ繰り返して見てみたいです。


平和への鍵がああいう愛の歌というのもギャグ心ありますね。

あの裏声の歌はいったい・・??