桜さんの映画鑑賞日記 -2ページ目

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン?

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン  2007



オカン、ありがとうね。



tokyo2

tokyo

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監督: 松岡錠司
原作: リリー・フランキー 『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社刊)
脚本: 松尾スズキ
撮影: 笠松則通
美術: 原田満生
衣装: 宮本まさ江
編集: 普嶋信一
音楽: 上田禎
主題歌: 福山雅治 『東京にもあったんだ』
メイク: 豊川京子
照明: 水野研一
録音: 柿澤潔
 
出演: オダギリジョー ボク
樹木希林 オカン
内田也哉子 若い頃のオカン
松たか子 ミズエ
小林薫 オトン
冨浦智嗣 中学、高校時代のボク
田中祥平 小学校時代のボク
谷端奏人 幼少時代のボク
渡辺美佐子 筑豊のばあちゃん
佐々木すみ江 小倉のばあちゃん
原知佐子 現在のノブエおばさん
結城美栄子 現在のみえ子おばさん
猫背椿 ブーブおばさん
伊藤歩 タマミ
勝地涼 平栗
平山広行 磯山
荒川良々 えのもと
辻修 ホセ
寺島進 ハイカラな男
小島聖 若い頃のノブエおばさん
吉本菜穂子 若い頃のみえ子おばさん
光石研 小料理屋の客
千石規子 病院の借家の老婆
仲村トオル ラジオ局のディレクター
土屋久美子 高校の女教師
小泉今日子 不動産屋の事務員
板尾創路 「かっぱ」の客
六角精児 編集長
宮崎あおい アイドルDJ
田口トモロヲ 郵便配達
松田美由紀 中目黒の大家
柄本明 笹塚の診療所の医者
田中哲司 東京の病院の医者
塩見三省 葬儀屋
岩松了 催促する編集者の声
江本純子 風俗嬢C
安藤玉恵 風俗嬢A
栗原瞳 風俗嬢B
麻里也 堕落した日々の彼女
竹下玲奈 大学時代の彼女
小林麻子 似顔絵教室の女子社員
ぼくもとさきこ 東京の看護婦

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 空前のベストセラーとなったリリー・フランキーの同名自伝小説をオダギリジョー、樹木希林主演で映画化した感動ドラマ。
原作者と同じ福岡出身の松尾スズキが脚本を担当。
監督は「バタアシ金魚」「さよなら、クロ」の松岡錠司。
共演に松たか子、小林薫。また、若い頃のオカン役を樹木希林の実の娘、内田也哉子が演じて話題に。
 1960年代、オトンに愛想を尽かしたオカンは幼いボクを連れ、小倉から筑豊の実家に戻ると、妹の小料理屋を手伝いながら女手一つでボクを育てた。
1970年代、15歳となったボクは大分の美術高校に入学、オカンを小さな町に残し下宿生活を始めた。
1980年代、ボクは美大生となり憧れの東京にやって来るが、仕送りしてくれるオカンに申し訳ないと思いながらも学校へもろくに行かず自堕落な日々を送ってしまう。
留年の末どうにか卒業したものの、その後も相変わらずフラフラした生活を送るボクだったが…。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


★★★★★★★☆☆☆

カゼ ちょっと前に劇場で観ました。

泣けると覚悟して「人の人生見て感情移入できるのか?」とも思っていました。

テレビも原作も全然見ていません。

映画を観るのが最優先なのでだいたい原作は読まないようにします。

でも・・あらすじは一応調べるんですよね(苦笑)

原作者によればこの映画化のが一番原作に近いとパンフにありました。

若い頃のボクはオダギリにそっくりだったと(爆)

でも原作者のリリーさんの年頃ならこういった髪型の人いてそうだ。

何もかもが60年代なのね。

「東京タワー」つまり感涙モノのオールウエーズの三丁目の夕日の世界が、

この映画の続編だと言ってもいいくらいです(三丁目は続編は作るらしいですが)

東京タワーがなかったころ、出来たすぐの頃を知らないボクことリリーさん。

その父がタワーをバックに写真に写ってる。

なんかレトロでいいです。

服もおしゃれに見えてしまう。

今流行の(今のはリバイバルなんですね)60-70年代・・

その時代の人が見たらまた「いや、そんなにおしゃれに描かないでくれ」と思うかもしれない。

けれどとっても新鮮で、

ボクの母オカンの若い頃の内田也哉子のファッションや髪型がなんかよい。

樹木希林の実の娘ということがこの作品の成功のひとつでしょう。

つたない演技に違和感を感じる人もいるかもしれないけれど、

この親子が同じ母をやっているからこそリアルさがあると思う。

ただ・・

ボク役オダギリはよいとして少年時代から細かく配役を変えすぎたそのほうが違和感。

小さなどこにでもあるエピソードが最後にジグゾーパズルがばらまかれたように散らばる・・

ニューシネマパラダイス」「イルポスティーノ」「リバーランズスルーイット

これらの作品が好きな私には泣ける映画となりました。

ただし、

あまりにも抑揚がなく絵日記のようにだらだらと続いてゆくので、

最後だけの映画じゃあないかと感情移入できないかもしれませんが・・

自叙伝。

これは特にまだ生きている人の絵日記のようなもの。

よかったのは政治的な人物や偉人などではなく、

たとえ主役が本当に芸能人であっても、

ラジオ局に勤めていようが東京で成功していようが、オダギリジョーであろうが、

どこにでもあるお話なのです。

たぶん職種を変え出身地を変えほとんどの人になにかしら共感は与えられると思う。

子供の頃のこと。

だれもがあること。

主役がオダギリなのでほとんど見た方は子供ボクの立場でしょうか。

でも母親の立場でも見られた方もいらっしゃるかもしれない。

そして父親の小林薫(全時代ひとりでやってます)の立場・・

親父って母親には勝てないのかもしれない。

なんかすごくわかりやすく日本の親子を描いていました。

三丁目の夕日とセットで見られることをお勧めします。


ALWAYS 三丁目の夕日 通常版/吉岡秀隆
¥2,790
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劇場で観る映画が小説やテレビドラマと大きく違うのは、

大画面で絵を見られること。

2枚親子の手をつなぐ絵を並べて見ましたが、

その絵は一生忘れられない絵なのです。

ボクから見れば若い母に手をひかれ一生懸命ついてゆく絵。

そして年老いた母はボクより小さくなっている、

横断歩道を気遣いながら母の歩幅に合わせて歩くボクの絵。

このシーンからもう私の肩がヒクヒクしていました(苦笑)

それまでのダラダラした日常がこの2枚の絵で重なりました。

母から見た立場と言うのが私にはわからなかったのですが、

離縁した父と友達のような恋人のようなはっきりしない関係のまま、

それでも最後にはオトンを呼ぼうとしていた。

このシーンにオカンのささやかでかわいい人生を見ました。


後半は苦痛なくらい闘病生活のシーンが続くのですが、

つらい場面や現実をきちんと描けなければそれまでのことは絵日記で終わります。

これは最初から覚悟して見に行ったので暗くは感じませんでした。

暗いというより暖かい映画なのです。

難点マイナスを言わせていただくと、

ギャグがベタで笑えなかったこと。

主題歌が今イチ(今3か)で暗く盛り上がりがなかったこと。

同ジャンルの「眉山」の主題歌のほうがよいと思います。

そして大きなマイナスは、

オダギリの語りが多すぎること。

映画とは全部丁寧に説明されてしまうと本を読むのと変わらなくなる。

時代の切り替わりの時だけでいいと思う。

これはすべての映画にいえることなんですが最近多いですね。

後半の手をつなぎ横断歩道を歩くときセリフも音楽も途切れました。

あの情景の使い方を要所にもっと入れてほしかったです。

砂の器」の後半を思い出しましたもの。


息子が母親に恩返しをするストーリー、

ただそれだけのお話なんです。

でもそれが普通のことが最後まで出来たと満足できる人はどれだけいるだろうか。

当たり前のことが今の時代うっとうしがられているのはなぜだろう。

当たり前に普通なだけなのに、

ちょっと背伸びして自分も成功しちゃった。

そんなボクを目指してみようと思いませんか。

自叙伝であるのに自慢にも感じないのは、

本当はみんなそうしたい、

もしかしたらちょっとしたことからできるかもしれない・・

そう思ってるからかもしれません。

哀しい映画ではなく、

ちょっとだけ自分以外のことも考えてみようと、

やさしく強くなれたら意義がありますね。


マーズ・アタック!

マーズ・アタック!  1996

MARS ATTACKS!


マーズ アタック! (期間限定)
¥840

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: ティム・バートン
製作: ティム・バートン
ラリー・フランコ
脚本: ジョナサン・ジェムズ
撮影: ピーター・サシツキー
音楽: ダニー・エルフマン
 
出演: ジャック・ニコルソン
グレン・クローズ
アネット・ベニング
ピアース・ブロスナン
ダニー・デヴィート
マーティン・ショート
サラ・ジェシカ・パーカー
マイケル・J・フォックス
ロッド・スタイガー
トム・ジョーンズ
ルーカス・ハース
ナタリー・ポートマン
ジム・ブラウン
リサ・マリー
シルヴィア・シドニー
ジョー・ドン・ベイカー
パム・グリア
ポール・ウィンフィールド
イエジー・スコリモフスキー
バーベット・シュローダー
クリスティナ・アップルゲイト
ジャック・ブラック

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ハッブル宇宙望遠鏡が、円盤の大編隊を確認! 慌てたデイル大統領は、スタッフを召集。

友好的だと判明すると、ネバダ州の砂漠でついに火星人と対面することに。世紀の瞬間をテレビ中継で見守る人々。

だが火星人はレーザー兵器で人々を虐殺し始めた! 奇才ティム・バートンが贈る、笑い連続の地球侵略映画。

「インデペンデンス・デイ」がA級を目指したB級映画とするなら、本作はB級の頂点を目指したA級作品であると言えるだろう。

火星人も悪ではなく、ただの悪ガキ。人間が殺される様子も、キッチュで怖さなど微塵もない。

湯水のように消費されていくオールスター・キャストそのものも、この種の作品へのアンチテーゼとも見受けられて面白い。

D・エルフマンのいかにもそれっぽいテーマ曲と共に始まるオープニング・クレジットに乗れるか乗れないかで判断は決まるだろう。

判で押したようなビジュアルが多い中、ここまで作家性をサポートできるコンピュータSFXも素晴らしい。



★★★★★★☆☆☆☆

爆弾前半0点後半100点(爆笑)

私この作品を全く見る気がなかったのですが、

長いことこれはアニメだと勘違いしていたのです。

そしてこういったたぐいのCGを多用したSF作品を嫌っていた。

スターウォーズでさえエピ3公開で初めて全作観たくらい。

そうしてそうして・・

メンインブラックです。

CGSFコメデイを理解できなかったのに、

SWで慣れたおかげか理解できるようになったのです。

だからこのマーズアタックも見るまでは長い道のりだったわけです。

アメリカのコメデイが合うのか?

そしてどちらかといえば敬遠しているロリコン思考の強そうな(爆)ティム・バートン作品。

かぶりものSF合成SF(E.T.は大丈夫なんですが)が超苦手。

合うのか?わかるのか?

前半のまったりとした盛り上がりのない話は、

ああ、よくあるSFで宇宙人がUFOからノコノコでてくるんだなぁと退屈でした。

ギャグも面白くはなく登場人物も多くて「やはりつまらない映画だ」と見ていました。

が・・

友好的だと決め付け広場で宇宙人を迎える人々、

鳩を飛ばした瞬間から猛スピードで面白くなる。

なにこのドタバタぶりのテンポのよさは??

今までの時間はいったい??

それまでが「未知との遭遇」みたいだったから、

あれは高尚で面白いけどそれを軽くしたらつまらないでしょう。

だから前半は0点だったわけです。

ところが後半、スピルバーグの「宇宙戦争」がつかみはホラー後半ダレダレに対し、

これは後半めちゃくちゃ面白いじゃあないですか?

・・一瞬思いました。

「宇宙戦争」をスピルバーグ製作総指揮か前半だけやらせて、

後半をティム・バートンがやったら「1941」みたいな大笑いの極悪SFになってたと。

あ、それではだめなんですね(苦笑)


そのくらいこの作品の後半はすごい勢いがある。

まあたとえるのも変だけどタランティーノ作品。

あれらは前半身内ネタで退屈だけど後半面白いでしょう。

そんな感じかな。

とにかく身内ネタもあるんですが映画ネタが多いです。

未知との遭遇、インデペンディンスデイ、宇宙戦争、SW・・

時代が前後しますが一番のネタ元はこれ。


ufo

こちらがマーズアタック


ufo2

こちらが世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す



私この作品を観てて感想も書いたつもりなんですが・・

記事が見当たらないのです・・

なのになぜかテレビから撮った画像が残ってたんです。

おそらく記事にしようと残してて忘れたんでしょう。

レイ・ハリーハウゼンとH.G.ウェルズ作品は全部観てると記憶していますから・・

監督の幼少時に流行ったカードがマーズアタックなのか、

マーズアタックの時代にこういう映画があったのか謎ですが、

すごいオマージュであります。


世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す
¥3,591


そして全体に流れるオマージュはこれ。



宇宙戦争


宇宙戦争/ジーン・バリー
¥1,181
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スピルバーグのリメイクよりも大昔の宇宙戦争。

このUFOのデザインがそのまま使われていました。

そして問題の火星人は、

科学の本とかに紹介されているたぐいのものではなく、

どちらかといえば・・SWのコスプレ軍団(苦笑)

このセンスのなさが逆におかしい。

まだまだあります。

ボデイスナッチャー」で人面犬が出て来ましたが、

それと同じようなオバカをやってくれました。

これは・・

SF映画大好きな人が(私ですが)観たら夢中になります。

ジャック・ニコルソンもおかしいけど、

ルーカス・ハースがかわいい(爆)

ジェームス・ボンドはこんな役いいんでしょうか(爆)

なんか後半だけ繰り返して見てみたいです。


平和への鍵がああいう愛の歌というのもギャグ心ありますね。

あの裏声の歌はいったい・・??



ミスチル特集

B-SIDE/Mr.Children
¥2,800
Amazon.co.jp

最近買ったのがこれ↑


収録曲

  1. 君の事以外は何も考えられない

  2. my confidence song

  3. 雨のち晴れ remix version

  4. フラジャイル

  5. また会えるかな

  6. Love is Blindness

  7. 旅人

  8. デルモ

  9. 独り言

  10. Heavenly kiss

  11. 1999年、夏、沖縄

  12. さよなら2001年

  13. I’m sorry

  14. 妄想満月

  15. こんな風にひどく蒸し暑い日

  16. ほころび

  17. my sweet heart

  18. ひびき

  19. くるみ-for the Film-幸せな食卓


アルバムは全部そろえ、シングルのほとんども持っている、
唯一のアーティスト(ビートルズや大滝詠一は除いて)

商売上手とは思ったがなかなかどうしてすばらしい。
コアなミスチルファンの私は、
シングルのカップリング曲が好きでシングルを買い続けていた・・
なんなんだよ!トイズファクトリー!!


初期の曲はすごい。
「また会えるかな」は桜井が狙って作ったらしい。
当時の解散騒動をねたにして下心で作ったというしたたかしさ。
この曲はもうビートルズというよりプログレ。
ややこしいのに覚えやすいマニアックな曲で、
最後のしめが「HEYHEYHEY!」と連呼するコーラスはもうビートルズだ。
「花」も未収録曲で、
なんと1曲しか入っていない(あとはインスト)シングルを買った記憶が。
「旅人」は完成度が高いと思う。
のりがいいし語呂のいい歌詞とかっこよさ。
「雨のち晴れ」は「es」のカップリングなのでもちろん持ってた。
この曲がカラオケでも有名なのは「es」が売れたことと、
当時esが深海に入らずボレロまで待たなくてはいけないこともあり、
必然的にシングルを買い聞くとB面もよかったということ。
雨のち晴れはアルバムとはバージョンが違うと思う。
シングルからのこれは留守番電話や日記の声が入ってる。
奈落の底に落ちるビートルズ的な音をうまく使っている。
しかしこのコードはうねりながら落ちきらず、
サビや2番につながるようにピアノが入ったりする。
この音をうまく使ってるのが意外にもチェッカーズ。
「素直に Im sorry」これのサビ前が奈落の底コードです。
やはりチェッカーズ(ビートルズファンのギターの武内)
ミスチル(同じくビートルズファンのドラムの鈴木&小林)
奈落の底コード→勝手に命名。
代表的なのが・・「A day in the life」こっちは最後の落ちきり、
オーケストラでぐるぐる妄想を続けピアノでジャーン!
・・そのうえ、ジョンの遊びが音楽が終わったあと挿入される懲りよう。

ミスチルのアルバム曲のなかで一番好きなのが、深海
深海/Mr.Children
¥1,600
Amazon.co.jp
曲目リスト


1. ダイヴ
2. シーラカンス
3. 手紙  ショパンの別れの曲のような美しい曲
4. ありふれたラヴ・ストーリー~男女問題はいつも面倒だ
5. ミラー  初期のミスチルのような純さとせつなさ
6. メイキング・ソングス
7. 名もなき詩
8. ソー・レッツ・ゲット・トゥルース
9. 臨時ニュース
10. マシンガンをぶっ放せ
11. ゆりかごのある丘から  サイモン&ガーファンクルみたいな暗い優しい曲
12. 虜
13. 花-Me[']mento-Mori

14. 深海


音がすごい。
アビーロードスタジオで録音されたらしい乾いた音、
ツアーに行ったからというのもあるが、
その後のミスチルのツアーでは感動もしなかったのだから、
やはりこのアルバムはすばらしいのだろう。
奈落の底に突き落とされるような暗さ、
そこから這い上がりたい希望にもがくような曲が多い。
でも他の優しすぎるアルバムよりも、
断然かっこいいし力があり男らしいと思う。
情けなさをアピールしそのままでもいいじゃあないかと、
傷をなめ合うような世界ではなく、
内へうちへと向かう哲学的で深いアルバムである。
ビートルズ後期解散前のアルバムに感じが似てる。
この深海を出してボレロを出しミスチルも休業に入る。
アルバム製作時には桜井は鬱状態になり、
このアルバムが彼らの作られたミスチルからの脱却、
新たなる旅立ちへ向かう青春邦楽の最後だと思ったが・・
最近また回顧曲に戻りつつあるのが残念。


2番目に好きなアルバムがこれ↓

BOLERO/Mr.Children
¥2,900
Amazon.co.jp
曲目リスト
1. プロローグ
2. エヴリシング(イッツ・ユー)
3. タイムマシーンに乗って
4. ブランニュー・マイ・ラヴァー
5. 【es】~テーマ・オブ es
6. シーソーゲーム~勇敢な恋の歌
7. 傘の下の君に告ぐ
8. アライヴ
9. 幸せのカテゴリー
10. エヴリバディ・ゴーズ~秩序のない現代にドロップキック
11. ボレロ
12. トゥモロウ・ネヴァー・ノウズ(リミックス)


まあ一番好きなシングル「es」ミスチルを好きになったきっかけの曲が、
入ってるからとシングル曲のいい曲が多いから。
それに暗くて現実的でそこから逃避したいのに今を認めるしかない、
そんな歌詞がお得意の「幸せのカテゴリー」など名曲も。
今のミスチルは現実逃避じゃなく、
そんな自分も愛してあげたいと客観的に自分大好きな世界が多く、
たまにはいいが続くと気恥ずかしくなる・・



別冊宝島『音楽誌が書かないJポップ批評40 Mr.Children「幸福の探し方」』
¥1,260
Amazon.co.jp

MOTHER OF ALL THE BEST は、 初回生産限定盤しか意味がない?

THE YELLOW MONKEY, 吉井和哉
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (初回生産限定盤)

ユーズド紹介もしてます。



こちらTHE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST

アマゾンのユーズドで買いました。

通常版はすぐ買えます。

どうして初回限定版を求めたというと・・

初回のほうは3枚組なんです。

通常版は2枚組。

この3枚組にこだわったのは、

「OK」という曲が好きだったから。

ディスク:3
1. LOVE LOVE SHOW (English Version)  これも嬉しい!
2. BULB
3. O.K.  サッカーセリエAのテーマ曲
4. NEW YORK CITY LOSER
5. HEART BREAK
6. DEAR FEELING
7. GIRLIE (Original Mix)  病んだイタリア映画のような曲
8. ネバーギブアップ
9. サイキックNo.9 (LIVE)
10. MOONLIGHT DRIVE
11. HONALOOCHIE BOOGIE
12. 太陽が燃えている -Demo- <未発表音源>
13. 追憶のマーメイド -Original Version- <未発表音源>


12,13もお買い得です。

アマゾンの新品では手に入りませんから、4点の新品/ユーズド商品を見る ¥ 3,880よりというところで買います。

買った人=私ですが(苦笑)新品の通常版より1000円くらい割高の中古でも、

限定版を買うほうがお得だなぁと思いました。





まあ私はイエモンの曲ではラブラブショウ、JAM、ソウヤング、OKが好きなので、

特にOKが好きというのはあまり大きな声で言えないかも・・

好きな人いるとは思うけど。

グループサウンドみたいな曲や昔のフォークのような曲もいいですが、

ラブラブショウとOkはいい(苦笑)

歌詞がおかしいくらい面白いし曲も乗れる。


イエモン吉井は、

ビートルズのジョン・レノントリビュートの確か初出演だったかな。

吉井はジョンに声似てました。


ただ・・

イエモン好きですが車では(特に晴れた日)聴けない。

室内楽でしょう。

病んだ暗さがある。

歌い方が怖い。

でもそういう世界がはまる。


ウィンター・ソング

ウィンター・ソング 2005 香港


PERHAPS LOVE
如果・愛



その愛は、さよならから始まった……。

ウィンター・ソング/金城武
¥3,147
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*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


監督: ピーター・チャン
製作: アンドレ・モーガン
ピーター・チャン
撮影: ピーター・パウ
編集: ヴェンダース・リー
コン・チールン
音楽: ピーター・カム
レオン・コー
 
出演: 金城武 林見東(リン・ジェントン)
ジョウ・シュン 孫納(スン・ナー)
ジャッキー・チュン 聶文(ニエ・ウェン)
チ・ジニ 天使


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


「ラヴソング」「君さえいれば/金枝玉葉」のピーター・チャン監督が、「LOVERS」の金城武と「小さな中国のお針子」のジョウ・シュンを主演に迎えて贈る異色のミュージカル・ラブ・ストーリー。

かつての恋人同士がミュージカル映画の共演で再会、劇中の恋物語に過去の記憶が重なり合い激しく揺れ動くさまを切なくも華麗に綴る。
 昔の上海を再現したスタジオでミュージカル映画の撮影がスターとした。

ヒロインは孫納(スン・ナー)。監督とは仕事を越えた関係が続いていた。

そんな孫納の相手役として香港から呼ばれた人気俳優、林見東(リン・ジェントン)は、かつて孫納と恋人同士だった男。

彼女の女優への夢が2人を引き裂いた。以来10年間、見東は彼女への想いを断ち切れず苦悩してきたのだった。

やがて、2人が演じるミュージカルのストーリーが、10年前の2人の愛を甦らせていく…。




★★★★★☆☆☆☆☆

ラブラブ苦手な恋愛もの、しかもミュージカルです。

なんで苦手なのにわざわざ観るんだ?ということですよね(苦笑)

金城武が見たいからです。

私は韓国映画には全く興味がありません(最近の歴史ものは見たい)が、

香港映画中国映画は観ます。

なぜかと言えばまあ金城が出てるから(全部観ました)というのと、

以前から香港映画のいいかげんさや、

映像美がクセになり、

わけのわからない(ってこともないのですが)イタリア映画を観る感覚と、

なんとなく似てるのではないかと最近特に思うのです。

イタリア映画のどぎつい色彩がアートしてて好き。

あのホラーめいた大げさな音楽の入れ方も時に好き。

グダグダ不必要な前置きも投げやりなラストも、

なんとなくイタリア映画と香港映画が似た世界というのは変?

全部が全部ではないのですがね。


しかしこの作品は飛びすぎでした。

ミュージカルとは予備知識にあったものの、

やはり歌うんですね(当たり前か)

しかも私の苦手な(記憶喪失)またかよーー??

それならいっそSFにしちゃえ(爆)

SFのほうが今風でおしゃれだよ。

また、まだ「ドクトルジバゴ」か「冬ソナ」か??

と突っ込みながら観ていたんです。

まあでも香港映画は風呂敷広げますから、

きらびやかですね。

筋よりも映像美と割り切って観るんですが、

この筋はこわいくらい演出が凝っててわかる。

「恋する惑星」とかのおしゃれな演出を思い出す。

プールで浮遊するように泳ぐ女優に、

口付けして記憶を思い出させ逃げる男。

怖いですよ。息できないじゃあないですか!

そのあとPCに向かい中国語(北京語か)を連打し睡眠薬をかじる。

なんという病んだ世界をおしゃれに描くんだ。

・・最初は(おおっ)と思って観てたんですが、

懲りすぎ(苦笑)

香港映画はアート加減が飛びすぎて付いてゆきかねます。

見る人を選ぶということなんでしょうが、

今回はちょっと濃いかも・

美術として楽しむならぜひ観て損はない。

万人受けはしないなぁ・・

カメラワークも懲りすぎて(何を撮ろうと言うのだ・・みたいな感じ)

映画の勉強にはなりました。


ただ、最後の投げ出されたようなラストもありか。

なんかわかるよこの世界と納得。

セリフや回想で説明されすぎる最近のハリウッド映画よりは、

映像で記憶させようと試みるこの作品は、

独特の個性があってなかなか味がありました。

金城武はでも・・昔のはれまぶたのほうが好きだなぁ。

しかし香港映画ってほんとに感心するくらい、

キメポーズがありますね(苦笑)

ああそこもなんとなくイタリア映画に通じる恥ずかしさがあるのかも。

だから観てしまうんだけど・・


思い出の中にいる自分を認めてもらえれば、

きちんと別れられるというのはすごくわかります。

別れというものは新たな旅立ちであり出会いでもあるから、

うやむやにきれいに別れようと逃げると、

残されたほうは一生無駄な時間を過ごすかもしれない。

なんとなくわかるのです。

過去を取り戻せられればそこから旅立てる。

気がないと言うのは気があるかもと期待させるのか?

好きでしたと言わせたら征服した気になるのか?

愛してたと言ってもらえれば、

そこから先は別れしかないのだから・・

雪の降る小屋で、

カセットデッキに(君は今日もいなかった)と吹き込む男は、

目の前にいる女が(いた)と確認できたから、

別れられたんだろうなと思う。

これはなかなか大人の難しい映画かな。

この描写演出はわかりやすく面白かったです。


かわいいのに切ない曲 ♪さくら

さくら/高野健一
¥1,200
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キリン堂で有線から流れてて気になってた曲、音譜さくら
有線問い合わせ今1位らしい・・

♪さくらさくら会いたいよ いやだ君にすぐ会いたいよ

たぶん・・売れると思う。

23日に発売されるそうです。


*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

私は歌はまず声から入ります。
どんなにいい歌でも歌い方や声が合わないとだめ。
例外はあります。
たとえばサザンなどは桑田でないと出せない声の味がある。
そういうのを除くと、
声→歌い方→歌詞→曲となります。
洋楽は歌詞よりも曲ですが(当たり前)

それとかなり重要しているのが、
ビートルズっぽいかどうかです。
だからまあよく似た系統にはなります。

コブクロよりレミオロメン、
サザンよりもミスチル、
スピッツ、
邦楽だとこんな感じ。

最近はレミオロメンに懐かしさと新しさを覚え、
3月9日を気に入ってよく聴いていたのです。


3月9日/レミオロメン
¥1,000
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私の好きな声→歌い方の、
フミヤに似てる(出だしの低いところ)と思っていましたが、
どうやらレミは井上陽水の初期の声に似ているようです。
蛍など陽水そのものです。
陽水は歌い方が嫌ですが曲は好きです。
あと、
フミヤ、イエモンの吉井、米米の石井、
この3人は好きです。
この3人は面白いことに、
苗字にイがつき名前にヤがつくのです。
マニアックなことを発見してしまったな・・

フミヤ、アナザオリオン
イエモン、ソウヤング、ジャム
米米、タイムストップ

が好きですね。


で、さくら
たかのけんいち
この人は、
私の好きなねっとり系ラスベガスでショータイム(爆)の人らとは違う。
チューリップみたいなオフコースみたいなかわいく切ない声です。


追記

ラスベガスでショータイム系・・
といってもチューブや鈴木雅之や山下達郎は苦手です。
・・米米のタイムストップは濃いかも・・

エネミー・ライン2

エネミー・ライン2 -北朝鮮への潜入-<未> 2006

BEHIND ENEMY LINES: AXIS OF EVIL

エネミー・ライン2 -北朝鮮への潜入-/ニコラス・ゴンザレス
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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


監督: ジェームズ・ドッドソン
製作: ジェームズ・ドッドソン
ロイー・シャロン
脚本: ジェームズ・ドッドソン
撮影: ロレンツォ・セナトーレ
 
出演: ニコラス・ゴンザレス
ピーター・コヨーテ
キース・デヴィッド
ベン・クロス
ブルース・マッギル
エイプリル・グレイス
グレン・モーシャワー
デニス・アーント


★★★★★☆☆☆☆☆

ドクロ 私は不人気な2のほうが1よりも好きです。

1は俳優が豪華ですが「ステルス」のようなばからしさが合わない。

それとこちらの2のほうは題名からもう割り切って見られるので、

ここまでやれるか?と客観的に面白く見られたのです。

突っ込みどころはたくさんあるのだけれど、

一番気に入らなかったのが、

ブレまくりの戦闘シーンの連続・・

酔いますし無駄

戦国自衛隊かと思うほど時代錯誤。

まあこれくらいアメリカと北朝鮮は違うんだと言いたいのでしょう。

面白いんだけどね。

なんかうらやましくもなった。

韓国側が凛とした態度でアメリカと互角に外交してるのとか、

北朝鮮=悪という図式で、

韓国側はアメリカを助けるんです。

同じ民族だけど間違ってるから加担したいと。

おいおい、

日本は出ては来ないなぁ・・

出る幕なしですね。

さびしい。

軍事力がないからという理由だけではない。

置いてけぼりのような気がします。

だから日本も軍事力を持てというのではなく、

アメリカが韓国の引止めを無視して、

北朝鮮の上空を飛ぼうとする。

そこで初めて日本=沖縄の名が登場しただけ。

日本=沖縄はアメリカにとって基地。

それだけなのかもしれないと、

いまさらのように思った。

突っ込みどころはたくさんあるし、

日本置き去り韓国びいきで描かれて入るものの、

妙な説得力もあるので飽きません。

大体私は戦争もので泣かせるというのよりも、

こういった戦争の首謀者が出てきて上でなんかやっててと、

それを映画で見るのが好きみたい。

そこに被害にあった一般人や兵士は、

当たり前の犠牲者なのだからひつこく描かなくてもわかってる。

上の悪いやつらがどう動いてたとか、

国同士の勘違いや根回しなどが見たい。

高見の見物ができるのも映画というフィクションだから

どれだけ人間がおろかだということを描いている映画がいいです。

そこがちょっと見えたので限りなく6点に近い5点。



未知への飛行  国同士の読み合い誤報・・

その面白さと娯楽だけではない社会派映画の責任を果たした、

シドニー・ルメットの傑作は怖いくらいのリアルさ。


未知への飛行 -フェイル・セイフ-/ヘンリー・フォンダ
¥1,481
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エネミー・ライン 限りなく5点に近い

エネミー・ライン 特別編
¥1,782


意外とチェッカーズってビートルズなんですよ

CHECKERS in TAN TAN たぬき/チェッカーズ
¥3,990
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映画になるんですが、今観ると面白いものですよ。

キャロルというグループにいてたジョニー大倉が出てる。

遠藤久美子とか・・う~ん、いい時代だったんだな。

そういえば私はこの時期少年隊にはまってたんだ。

映画19を観て今でもすごいなと思う。

あの映画で初めて久保田利伸やBOOWYを知ったのだから。



チェッカーズ/チェッカーズ ALL SONGS REQUEST~DVD edition
¥3,591

これは購入しました。

ほとんどの代表曲のライブ映像やクリップ。

観てる分には初期のほうがいいかな。


FLOWER/チェッカーズ
¥2,494
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このアルバムが好きです。

全体的にはオールデイズですが・・

しかしジャケットもどこかビートルズですね。

衣装も詰襟だし。

COMPLETE THE CHECKERS ~ALL SINGLES COLLECTION/チェッカーズ
¥3,010
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音楽的に聴けるのは後期のほう。

前期は正直さわやかでかわいいけど私はちょっと・・

歌詞がどうも時代に合ってなかったと思う。

後期のチェッカーズのほうが好き。

一番好きなのがシェリー。

一番ビートルズしてるのが素直にアイムソーリー。

♪そんな君の笑顔を見てたら・・ここのうねりがビートルズ(爆)

F-BLOOD/F-BLOOD
¥1,835
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この兄弟ユニのベストアルバムは、

白い雲のようにがお買い得かな。

指輪という曲はもろジョン・レノンです。



humiya

まあ幼いですねぇ・・何年前かな??

naoyuki
なおちゃん。顔的には弟のほうが好き。


SINGLES/藤井フミヤ
¥1,580
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DO NOTこれは大笑いするくらいビートルズしています。

まず前奏からジョン・レノンしてるし、

全体がとにかくビートルズのホワイトアルバムの一曲みたいなマニアさ。

まあほとんどの邦楽の中でここまでビートルズしてる曲もめずらしい・・
この曲に限ればフミヤはポールよりもジョンが好きなのではと思う。

指輪もウーマンそっくりだし。


ジャーヘッド

ジャーヘッド 2005

JARHEAD

ジャーヘッド/ジェイク・ギレンホール
¥1,620
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最高の生き方がある。
そう信じて、僕は戦場に向かった――

メディアが暴けなかった湾岸戦争の真実が、ここにある


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

監督: サム・メンデス
製作: ルーシー・フィッシャー
ダグラス・ウィック
製作総指揮: ボビー・コーエン
サム・マーサー
原作: アンソニー・スオフォード 『ジャーヘッド アメリカ海兵隊員の告白』(アスペクト)
脚本: ウィリアム・D・ブロイルズ・Jr
撮影: ロジャー・ディーキンス
プロダクションデザイン: デニス・ガスナー
編集: ウォルター・マーチ
音楽: トーマス・ニューマン
音楽スーパーバイザー: ランドール・ポスター
衣裳デザイン: アルバート・ウォルスキー
 
出演: ジェイク・ギレンホール アンソニー・スオフォード
ピーター・サースガード アレン・トロイ
ルーカス・ブラック クリス・クルーガー
クリス・クーパー カジンスキー中佐
ジェイミー・フォックス サイクス三等曹長
ブライアン・ケイシー
ジェイコブ・バルガス
クリスティン・リチャードソン
エヴァン・ジョーンズ
ジェームズ・モリソン
デニス・ヘイスバート

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


実際に90年の湾岸戦争に兵士として参加した一人のアメリカ人青年が記した全米ベストセラー・ノンフィクション『ジャーヘッド アメリカ海兵隊員の告白』を、「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督が映画化した実録戦場ドラマ。

決してニュースなどでは取り上げられることのない、戦場における兵士の日常をリアルかつシニカルなタッチで綴ってゆく。

主演は「ドニー・ダーコ」「デイ・アフター・トゥモロー」のジェイク・ギレンホール。

タイトルの「ジャーヘッド」とは、海兵隊員を表わす隠語。
 祖父も父も兵隊だった青年アンソニー・スオフォードは、18歳になると当然のように憧れの海兵隊へ入隊を果たす。

しかし新兵訓練の現実は、まるでただの虐待。

スオフォードは自らの選択を後悔し始める。89年、カリフォルニア州のペンドルトン基地へ配属となったスオフォードをまたしても手荒い洗礼が待ち受ける。

その後サイクス曹長の目に留まり、厳しい訓練の末にわずか8名の斥候狙撃隊に選ばれるスオフォード。

その頃クウェートにイラクが侵攻、やがてスオフォードたちにも待ちに待ったサウジアラビアへの派遣の日がやってくるのだが…。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



★★★★★☆☆☆☆☆

ドンッ さて・・劇場予告で「たぶんつまらなさそう」と敬遠はしていたものの、

いざDVDになると(しかも新作でもないから即借りられる)ちょっと興味。

好き嫌いはなしにしてコメデイ戦争ものでも見ようかと気楽に借りました。


・・微妙。

つまらなくはないんですが微妙ですね。

何が言いたいのかわからないところまでいってないし、

どちらかといえば青春の1ページが彼らの戦争体験だったという、

ちょっと今風な青春映画にはなってました

が、出だしから「フルメタルジャケット」そのまんまだ・・

私はキューブリックは苦手なのにこれは満点をつけDVDももってるほど好きです。

そして監督が「アメリカンビューテイ」の監督ということで変な期待(ブラックな社会風刺)

をしてしまいました。

殺しあうこともない戦争映画

それもいいのですが痛みが唯一わかるのが燃やされた油田から逃れてきた、

飼い主のいない油まみれの馬のところくらいだった。

砂漠に燃える油田、兵器の使いどころがない危険性の少ない戦場。

やはりベトナム戦争ものや第二次世界大戦ものもほうがシリアス。

戦争映画に私は現実逃避、気を引き締め世界のあらゆるものの見方を変える、

そういったものを求めてるわけで・・

確かにこの演出は他の映画とはまるで違うところに意義があるわけですが、

終わったあと感じたのが、

アメリカという国は戦争が好きなんだということ。

遺伝子なのかもしれませんね。


コメデイですがこちらのほうが私は毒があって好きです↓


戦争のはじめかた


バッファロー・ソルジャーズ 戦争のはじめかた/ホアキン・フェニックス
¥3,299
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ナイト ミュージアム?

ナイト ミュージアム  2006

NIGHT AT THE MUSEUM



nait


みんな みんな、動き出す!


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

監督: ショーン・レヴィ
製作: ショーン・レヴィ
クリス・コロンバス
マイケル・バーナサン
製作総指揮: マーク・A・ラドクリフ
原作: ミラン・トレンク
原案: ロバート・ベン・ガラント
トーマス・レノン
脚本: ロバート・ベン・ガラント
トーマス・レノン
撮影: ギレルモ・ナヴァロ
プロダクションデザイン: クロード・パレ
衣装デザイン: レネー・エイプリル
編集: ドン・ジマーマン
音楽: アラン・シルヴェストリ
 
出演: ベン・スティラー ラリー・デリー
カーラ・グギーノ レベッカ
ディック・ヴァン・ダイク セシル
ミッキー・ルーニー ガス
ビル・コッブス レジナルド
ジェイク・チェリー ニック・デリー
ロビン・ウィリアムズ テディ・ルーズベルト大統領
ミズオ・ペック サカジャウィア
ラミ・マレック アクメンラ
リッキー・ジャーヴェイス マクフィー博士
アン・メアラ デビー
キム・レイヴァー エリカ・デリー
スティーヴ・クーガン
ポール・ラッド
オーウェン・ウィルソン (クレジットなし)

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


ベン・スティラー主演の全米大ヒット・ファンタジー・コメディ。ニューヨークの国立自然史博物館を舞台に、新任の夜警となった主人公の目の前で、展示物が次々と動き出し大騒動を繰り広げるさまをコミカルに描く。

監督は「ピンクパンサー」「ジャスト・マリッジ」のショーン・レヴィ。
 ニューヨークに住む冴えないバツイチ男、ラリー・デリー。

現在は失業中で、最愛の息子ニッキーにも愛想を尽かされてしまう始末。

そこで新しい職探しを始めたラリーは、自然史博物館の夜警の仕事にありつく。

さっそく先輩の老警備員から仕事を引き継ぎ、夜の博物館で勤務初日を迎える。

ところが見回りを始めたラリーは、誰もいないはずの展示室から不思議な物音を聞く。

音のするほうへ行ってみると、なんとティラノザウルスの全身骨格が吸水機から水を飲んでいた。

しかも驚きはそれだけではなかった。

モアイ像や原始人、動物たちなど、博物館の展示物が次々と生き返り、勝手気ままに動き出していたのだった。



★★★★★★★☆☆☆

合格 子供向けだと期待せず気楽に劇場にて鑑賞。

しかもだいぶん前の席で・・

筋もだいたい予告で読めてる・・

しかしこれが意外と面白い!


まあ私が好きなパターンのSFですね。

宇宙戦争」なんか3回も見に行ったくらいです。

逃げて逃げて戦うも最後は自然に終わると(笑)

日常ではありえないものに追われ、

喧騒の終わったあとで、

何だったんだ??という考えられないオチが好きです。

だいたい私は、

スピルバーグ、M・ナイト・シャマランが好きですからね。

あと・・

音楽が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの、

アラン・シルベストリが担当しているのもうれしかった!


最初のうちは家庭ドラマのちぐはぐさ(お決まりの離婚して休職中のパパと、

子供のためにがんばろうとするパパと子供のアメリカン・ホーム・コメデイ)

そしてワンパターンでひいてしまうような軽いギャグ・・

やっぱりだめか・・そう前半は思っていたのですが。

夜の博物館の警備をする主人公のパパの冒険のような一夜。

元からいてた3人の警備員の先輩たちはひとくせもふたくせもある。

夜中のひとりっきりの警備で彼が遭遇したのは、

あのティラノザウルス(骨ね)がいなくなり気がつくと・・

廊下で水を飲んでいた(まだここまではそんなに面白くはない)

でもそれが毎日続き子供のためにやめられないパパ。

それがというのはティラノだけではなかった・・


出てくるものが動き出すものが博物館に展示されてる蝋人形やミニチュアたちですから、

そのつながりのないめちゃくちゃな歴史絵巻は変なショックでした。

私は歴史が大好きでネットや映画鑑賞にはまるまでは歴史小説が好きでした。

ありえないと突っ込むのはヤボ。

ファンタジーとして見てゆけば次から次に遭遇し暴れる歴史上の人物たち。

これがほんとにつながりがないものを面白く繋がらせている。

やはり私のツボにはまったのは・・

アウグストゥス改名前はオクタウィヌス(表記はいろいろ)

あの、ローマ初代皇帝ではありませんか!

領地を広げるためにそのミニチュア軍団が壁(展示の)を攻撃。

隣の壁の向こうでも同じように爆破しようとしているミニチュアの軍団・・

それがなんと西部開拓時代なのです。


ビックリマークローマン・エンパイア


!!西部開拓史



あちこちのコーナーにいろんな時代の先駆者やミニチュアがいる。

南北戦争、コロンブス、探検隊、果てはネアンデルタール人やらフン族やら・・

そして猿やらマンモスやらとにかくいっぱい動き出す。

これは「ジュマンジ」豪華版だと思った(ルーズベルト大統領がR・ウィリアムズだし)

けれどジュマンジのような一瞬に過ぎ去るCGの群れなどではなく、

かなりあちこちで長く暴れるCGがうまく出来ています。

とにかくいろんな時代のいろんなものたちが出てくるので、

クイズのように見ながら当てあいっこするのも楽しいかも。

ルーズベルトが恋したと(架空ですが)設定されたサカジャウエアという少女

この話に興味を持ち本まで購入しました。

とにかく少しバカにしていたドタバタコメディーの先入観は、

真面目なホームコメディとなりました。

最後のほうではみんなで踊るバックナンバーは「セプテンバー」アースウインドファイヤーです(苦笑)

脚本は古典的で悪い奴もよい味で微笑ましい。

悪い奴・・これは見ていない人には言えない。

カギは、ファラオの棺おけかな(苦笑)

小学生くらいの子供はあまり面白くはないかもしれないし、

頭の固い人にもお勧めはできないけど、

現役中高生(歴史が好きであること)や、

アメリカのルーツに興味ある方は内容はともかく面白いと思う。

パンフも買いました。

フン族というのとサカジャウエアという少女がよくわからなかったので・・

どことなく「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を博物館で見たような・・

博物館、大好きなので機会があればまた行きたくなりました。

アメリカの映画って・・

そういうすごい愛国心は開拓の歴史から来ているんだろうなぁ・・

今更ですがうらやましいです。

アメリカの空へ―大探検を助けた少女、サカジャウェア/ケネス トーマスマ
¥1,600
Amazon.co.jp

めちゃくちゃ読みやすい。

字も大きいし・・